【年収】800万円【貯蓄額】250万円
【家族構成】Cさん[夫]41歳 商社[妻]43歳 正社員[子]15歳(公立中学生)、12歳、10歳(小学生)
【家族構成】Cさん[夫]41歳 商社[妻]43歳 正社員[子]15歳(公立中学生)、12歳、10歳(小学生)
Cさんの悩み
Cさんは中堅商社に勤務。妻は、自宅近くの不動産屋で正社員として働いている。家計は夫婦別管理だ。
年収は世帯で見ると低くないのに、家計はなぜか毎月赤字。貯蓄も少なめだ。これからの子どもの教育費のことを考えると、家計の見直しが必要だと感じ始めた。子どもは3人おり、学校外教育費で突発的な支出があったり、市販の教材を購入したり、修学旅行などの子どもの行事費にあてるため、ボーナスもあまり残らない。
家は35年ローンで購入し、定年までには完済予定。自分たちの老後資金も蓄えたいが、まずはこれから教育費がピークに向かう。どうしたらお金が貯められるのか方向性が見えない。
家計再生コンサルタント 横山さんのアドバイス
Cさんは家計を「住宅ローンは夫、食費は妻といった具合に、『分担制』にしている」と言うが、細かい部分はお互いに把握していない。共働き夫婦には多いケースだが、家計を「夫婦別管理」にしているのは好ましくない。
家計面談をしていると、「夫の給与明細を見たことがないので、毎月の収入もボーナス額も知らないし、貯金がいくらあるのかも知らない」というご夫婦も少なくない。必要な生活費だけを共有し、その他の部分は各自でというわけだ。
お互い自立したカップルのようで、一見カッコいいが、こういう家庭は概して貯蓄が少ない。