モデレイト思考が肝心
つまり、程よい時間軸(1〜3年程度)、程よい前向き感から成る「中庸」がベストだということです。
中庸を英語にすると「モデレイト」。物事を、良い意味で「適当」「好い加減」に捉える思考が大事になります。
「適当」「好い加減」は、もともとは良い意味らしく、辞書で調べると次のように書いてありました。
「適当」=ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。
「好い加減」=よい程あい。適当。ほどほど。(『広辞苑 第四版』岩波書店)
「好い加減」=よい程あい。適当。ほどほど。(『広辞苑 第四版』岩波書店)
ほどほど……。ここが難しいところなのです。
図にしてみましょう。
あなたの思考のパターンは、図表3のどこに位置付けられますか?
自分の思考のクセを把握して、その逆方向にバイアスをかけ、適度な温度感、好い加減のモデレイトを目指してください。
合言葉は、「中庸、中庸、中庸……」。
三回唱えるクセをつければ、長年の思考のクセも解きほぐれてゆきます。