「病は気から」も馬鹿にできない

以前よりも「なんとなく調子が悪い」という人も増えています。頭痛や肩こり、疲れ、だるさなど、病院に行くほどではないけれど、ちょっと心身の調子が上がらない、なんだかやる気が出ない、という人がたくさんいます。

「病は気から」という言葉がありますが、まさにその通り。

小林弘幸、毛利啓銘『自律神経を整えれば「食いしばり・歯ぎしり」は解決する』(宝島社)
小林弘幸、毛利啓銘『自律神経を整えれば「食いしばり・歯ぎしり」は解決する』(宝島社)

体の調子が悪いから、原因を自分で調べようとインターネットで検索をして、不安になるような病名がずらっと並んでいるのを見て、「もしかしたらこの病気かもしれない」と、より不安になってしまい、本当にメンタルの病気になってしまう、ということも起こっています。

ただでさえ自律神経のバランスが崩れているのに、さらに自律神経を乱す原因をみすみすつくり出しています。この悪循環は、どこかで断ち切らねばなりません。

まずは冷静に、インターネット上の情報に頼りすぎず、自分の置かれている状況や、ストレスの度合いを把握して、気持ちを落ち着かせてください。深呼吸をする、整理整頓をする、食生活を見直す、といった、できることから始めて、負のスパイラルを終わらせましょう。

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