応募する会社のカラーを意識する

会社ごとの違いという点では、それぞれのシンボルカラーというのも重要で、例えば爽やかなブルーカラーでブランディングされていて大人気企業で知られる東京海上日動火災保険やANA、こちらに内定した男性で、履歴書の写真も面接の際もネクタイをブルーになど意識されている方もいました。

半沢健『無敵の内定戦術』(発売:講談社、発行:日刊現代)
半沢健『無敵の内定戦術』(発売:講談社、発行:日刊現代)

それも、会社のHPまで確認し、店頭にある最も近い色のブルーを選んだのです。

同じように、三井住友銀行ならグリーン、みずほ銀行なら深い青、三菱UFJなら赤というように、徹底することは採用側に確実に好印象を与えます。

さらに言えば、経営者の色の好みという点も考え得るポイントです。

例えばM&Aキャピタルパートナーズでは、中村悟社長が赤いネクタイを好まれて何十本もお持ちだというのが有名な話。

であれば、面接の際にあえて1カ所(ネクタイやポケットチーフなど)だけ赤色を取り入れるのも、人事の方の目を引くポイントになるかもしれません。

数千円の出費を惜しんではならない

こう書くと「そこまでやるの?」と感じる人もあるかもしれません。でも、人生を決める場面であれば「そこまでやる」のが当然ではないでしょうか。

しっかりしたものをそろえると十万円以上の出費が必要なスーツ、あるいは靴、鞄(これらの選択も重要です)とは違い、ネクタイやポケットチーフであれば数千円から1万円の範囲でバリエーションを増やせるわけで、そこを惜しむようでは勝利の神様はほほ笑んでくれません。

バツ印の書かれた紙を持っているビジネスマン
写真=iStock.com/Yusuke Ide
数千円の出費を惜しんではならない(※写真はイメージです)

ここで書いたことは、多少ともお金のかかる部分もあり、新卒採用の学生さんにはそのまま実践するのが難しい部分があるとも思います。

そもそも新卒採用の場合は幅広い業界・業種に挑戦するため、より一般的な外見上の注意(清潔感やフレッシュなイメージなど)に配慮するべきですが、その際も本項で挙げた考え方を知っておくことは必ずプラスになるはずです。

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