寄付が日本の教育を自由にする理由
新型コロナウイルスの猛威は収まりつつあっても、航空機内の密室ではウイルスとまともに出合いそうなのが怖くて、私は帰国を控えている。だからこそ、ときおり、日本からのビデオ通話を見るのが楽しみだ。
先日は、東京大学経済学部の同窓会「経友会」の企画で、「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン(UWC ISAK)」創立者で同学部同窓生の小林りんさんの講演を聴いた。
小林さんは、国連職員としてフィリピンに駐在した経験があり、そこで富裕層に有利な税制、選挙のたびに買収される貧困層を目の当たりにし、「貧困層の教育水準向上こそが、選挙を通じて国家の変革を導いていく」という考えを根底から揺さぶられたという。リーダーシップ教育の必要性を痛感し、閉鎖的な日本の教育を打ち破る高校の設立を決意する。生徒を世界各国から集め、多様性を尊重し、互いの長所を伸ばすことを目指す「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(現UWC ISAK)」を、2014年に長野県軽井沢町に開校した。
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