運動をサボると毎日300キロカロリーが体にたまる
1万歩はゆっくり歩くと100分、早く歩くと70分。
これを一度にやろうとするとかなりの「時間」、かなりの「運動」になってきます。
今はどんな人も忙しいので「まるまる1時間半の運動時間」はそう簡単に取れるものではありません。
強制的に歩こうと月額8000円もするジムに入会しても、行かなくなる人は多いでしょう。
そしてこういう方は歩かなければ運動時間が「ゼロ」になってしまいます。
成人男性が1日に摂取するカロリーは2200キロカロリー、対して平均消費カロリーは1900キロカロリー。
ですから歩くことなど運動をさぼると、日々、300キロカロリーが体にたまってしまいます。
300キロカロリーの目安は、ごはんならお茶碗2膳、食パンなら2枚分のカロリーですが、食事の量はそのままに運動しない日が続いてしまうと、これが体重増加を招き、やがては病気につながります。
だからこそ余分な300キロカロリーを消費する1万歩のウォーキングが重要になるというわけです。
「1万歩」は小分けにしても十分に効果がある
ただここで最初に誰もが感じる疑問は「1万歩はまとめて歩かないといけないのか?」ということだと思います。
たとえば、
朝、通勤時に3000歩
昼、ランチで2000歩
仕事の移動で2000歩
夕方、帰宅時に3000歩
これでも1万歩の効果はあるものなのか。
結論からお伝えすると、1万歩を小分けにしてもウォーキングの効果はあります。
以前、有酸素運動は20分以上しないと効果が出ないと言われた時代がありましたが、細切れの運動も十分に有効であることがわかってきているのです(※14、15)。
小まめな掃除をすることで、年末の大掃除がいらなくなるように、小まめなウォーキングをすることで、一気に運動しなくてもすむ体制を組む。
それができるのもウォーキングの魅力です。
これなら続けられる気がしてきませんか?