目指すは「ジャンル特化型アカウント」

冒頭で紹介したマネタイズ手法に当てはめてみると、Bの場合、転職サイトを紹介する「アフィリエイト」や転職活動に役立つ「セミナー(スキル販売)」などを実施して収入を得ることができると考えられます。

Instagramで稼げる金額は必ずしもフォロワー数に比例しません。フォロワー数が多くても稼げないアカウントがある一方で、フォロワーが数百人しかいなくても月収数十万円を稼いでいるアカウントも実際に存在します。

Instagramの投稿者は大きく4つのタイプに分けられます(図表3)。副業として運用するなら、おすすめは先述のBのような「ジャンル特化アカウント」です。

アカウント登録より真っ先にやるべきこと

カイシャイン『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)
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「ジャンル特化アカウント」で副業を始める際に最初にすべきことはアカウント登録でも、プロフィールの入力でも、投稿づくりでもありません。稼ぐためのアカウントを作る「初期設計」です。

稼げるInstagramは、初期設計が9割。「稼ぐこと」に焦点を当て、どのマネタイズ方法で何を売るか? を最初に決めてから、その売り物を売るためのアカウント作りを行います。

戦略的な初期設計とそれに沿った運用ができていれば、よくある美女・イケメンインスタグラマーでなくても、顔出しをしなくても、青天井の収入を生み出すことが可能です。

初期設計では次の5つのポイントを深掘りしていきます。

1.自分は何者? → 自己分析
2.どのようなアカウント? → ジャンル選定、商材選び
3.どのような価値を提供できる? → ジャンルの絞り込み、アカウントの差別化
4.どのようなメリットがある? → 競合アカウントの分析
5.どのようなユーザーに? → ペルソナ設計

なかでも自己分析は、初期設計で最初に取り組む重要なステップ。自己分析といえば就職活動中にやったことがある方も多いのではないでしょうか。簡単に言うと、「美容が好きだから美容関連のアカウントを作ろうかな」「転職を5回しているから転職ノウハウを発信するアカウントを作れそう」という風に、自分が何者でどのような情報を届けられるかを洗い出す作業です。自己分析をもとにアカウントのジャンルや発信内容を固めていきます。