「ラブホテルみたいに丸見えですよ」ガラスで仕切られたナゾの浴槽、冬は極寒…実際に住んでわかった“デザイナーズマンション”暮らしのリアル(清談社)

オシャレな外観や凝った内装が魅力のデザイナーズ物件。一見すると都会的で目を引くが、デザイン優先のために居住性が損なわれているケースもある。そこで、実際にデザイナーズ物件に入居したことのある人たちに、住み心地を聞いてみた。

※写真はイメージです ©AFLO

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吹き抜けと大きな螺旋階段が気に入って引っ越し

都内の閑静な住宅街に佇むオシャレな低層マンション。道路に面して車1台分の駐車スペースがあり、その奥に3段ほどの小さなステップを上ると玄関のドアがある。中に入ると強化ガラス張りの廊下の先に室内スペースが広がっている。真っ先に目に入ってくるのは、地下1階から地上2階まで吹き抜けになった開放感のある空間と、その真ん中に柱のようにそびえ立つ螺旋階段だ。

「こんな間取りですからよくわからないかもしれませんが、一応、書類上は113平米3LDK。構造は地上2階、地下1階ですね。1階は玄関の横にお風呂とトイレで、奥に1部屋。2階は2部屋あって、ひとつは屋根のない外廊下を通らなければ行けないという謎のつくり。地下にリビングとキッチンがあります」

そう話すのは、1年ほど前からこのデザイナーズ物件で一人暮らしをしているゆーきさん(仮名・40代)。イベンターとして活動するゆーきさんは、自分が生活する部屋のほか、空いたスペースを撮影スタジオとして使っているのだという。

家賃は管理費込みで月32万円

「私はとにかく通勤をしたくなかったので、住居と仕事のどちらにも使えるこの物件はピッタリだったんです。以前からコスプレ撮影向けのスタジオとして貸し出されていたのを知っていて、その時から『いい部屋だな、賃貸物件が空いたら絶対入りたい』って思ってたんです。物件情報サイトをみていたら偶然、空いていたので、すぐに入居を決めました。

駅からちょっと遠いのが難点ですけど、家賃は管理費なども込みで月32万円。前に住んでいた部屋は家賃47万円だったので、私にとってはお手頃な感覚でした。このマンションは事務所や店舗使用としてのみの目的で借りることはできなくて、ちゃんと人が住まないとダメっていう条件でしたが、私は最初から住むつもりだったので問題ありませんでした。

普通の家族世帯などはあまり住んでいないと思います。クリエイターさんや、個人事業主の方が住居兼事務所として使うこと多いみたいです」