「ラブホテルみたいに丸見えですよ」

「水回りも不思議なつくりでしたね。風呂場もワンルームの一角に設けられていて、しかも変な段差の上にあるんですよ。小上がりみたいになっていて仕切りはガラスのみ。もうラブホテルみたいに丸見えですよ。しかも風呂の形状が露天風呂というか岩風呂みたいで、浴槽がむき出しだからお湯を溜めると部屋中の湿気がすごくなってしまった」

結局、冬場のあまりの寒さに耐えられず、別のマンションに部屋を借りたという。

「デザイナーズマンションは、その後、1年も経たないうちに引き払いました。もともと人から紹介された物件で、内見したときに『住みづらそうだな』とは思ったのですが、まあ広いしいいかなと決めてしまったのが失敗でした。初めに抱いた違和感を無視して住むべきではなかったと思いますね。もうこりごりです」

もちろん、現在は居住性とデザイン性を両立させているものも多く、デザイナーズ物件のすべてが住みづらいというわけではない。だが、あくまでも自分のライフスタイルに合っているかどうか、見定めることが重要だ。

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