2023年上半期(1月~6月)にプレジデントオンラインで配信した人気記事から、いま読み直したい「編集部セレクション」をお届けします――。(初公開日:2023年2月28日)
70代以降、一人身になっても元気に過ごすにはどうすればいいか。精神科医の和田秀樹さんは「落ち込み解決のために、精神的にタフになる日課や、『これをやると元気になる』行動をリストアップしておくことだ」という――。

※本稿は、和田秀樹『80歳の超え方』(廣済堂出版)の一部を再編集したものです。

本を読む老人
写真=iStock.com/Jecapix
※写真はイメージです

ひとり暮らしの高齢者は確実に増えている

国の2019年の世帯調査を見ると、65歳以上の高齢者では単独世帯が49.5%あり、つぎに夫婦のみの世帯が46.6%となっています。

統計上は単独世帯になっていますが、実際は子どもと同居している高齢者や敷地内に別々に家を建てているという方もいるでしょう。

それでも65歳を過ぎるとひとり暮らしが増えてくると考えていいと思います。夫婦のみで暮らす世帯もいずれ、どちらかが先に死に、ひとり暮らしになっていきます。

65歳以降の高齢者が「子と同居」という例は、確実に減っています。

その中でも「子夫婦との同居」は減っていますが、「配偶者のいない子」との同居は増えています。この配偶者のいない子も高齢者ひとり暮らしの予備軍だと思いますので、単独世代はますます増えていくのではないかと考えられます。

子どもがいても頼れないという方も多くいます。

いちばんの原因は、遠距離に住む子どもが増えたことです。しかし、これまでは地方の方が都会に仕事を求めて暮らすというのが多くのパターンでしたが、最近では都会で生まれて実家はあるが、地方や海外に仕事を見つけて移住してしまうというケースも多くあります。

どちらにしても、生まれた家に縛られず好きなところで暮らせるというよい面がありますが、親の老後に遠距離介護という課題が待っているでしょう。