2023年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。仕事術部門の第4位は――。(初公開日:2023年3月23日)
チームワークのいい組織はチャットツールをどう活用しているか。ビジネスパーソン17万人を調査し、AI分析をしたクロスリバー代表の越川慎司さんは「チャットの文字情報だけでは、相手の承認欲求を満たし、感情を誤解させず正しく表現することはできない。絵文字は年配者から積極的に送り、オンライン会議の発言後は『88888』と送信するべきだ」という――。

※本稿は、越川慎司『17万人をAI分析してわかった 最強チームの条件を1冊にまとめてみた』(大和書房)の一部を再編集したものです。

スマートフォンにテクストを入力している手元
写真=iStock.com/ipuwadol
※写真はイメージです

気持ちが伝わるビジネスチャットの技ベスト5

チャットによるコミュニケーションでよくある問題の1つは、「チャットだと冷たく見える問題」です。

文字だけでは、送り主の表情が見えないですし、送っている本人は、そんなことまったく思っていないとしても、文字情報だけでは相手の感情を察するのが難しいため、冷たく見えてしまうことがあります。

例えば、チャットで「了解です」の一言だけで返信が来た時には、「もしかして怒ってる? 気分を害したのかな」と受け手は勘ぐってしまいます。

この勘ぐりがネガティブな方向にいってしまうと関係を壊すことになってしまいます。

では、感情を誤解させないようにビジネスチャットをどう使うべきか、「成功組織」が実際に実践していたルールを5つ紹介します。