会見直後にハワイへ高飛びしていた
今年のNHK「紅白歌合戦」は、ジャニーズ所属タレントはゼロになる。
山名啓雄メディア総局長は9月27日行われた会見で、「現状では」という前提はつけながらも、そう語ったと報じられた。
週刊文春(9月28日号)は、「涙の会見直後にジュリー前社長がハワイで豪遊」「860億円の相続税逃れを画策」と報じている。
おおむねこんな話だ。ハワイのオアフ島の空港から車で約20分。ワイキキビーチから徒歩5分の絶好のロケーションに立つのは「トランプタワーワイキキ」。
4時間超えの会見直後、羽田空港の国際線ターミナルで、ホノルル行きの航空機に飛び乗ったジュリー氏がたどり着いたのはトランプタワーだったという。
「実はジュリーさんはこの高層階にコンドミニアムを所有しているのです」(ジュリーの知人)
ジュリー氏はこの一室を2011年に推定約5億5000万円で購入したという。ここで娘と一緒にリラックスして楽しんでいたそうだ。
ジャニー喜多川も生前、何度もハワイへ足を運んだという。
「ジャニーさんはシェラトン・ワイキキの最上階のスイートを年間貸切りしていた。ジュニアを連れて、一緒にここに泊まっていました」(ジャニー喜多川の知人)
ハワイはジャニーズジュニアたちの「性加害」の現場ともなっていたというのである。
「午前中からジャニーさんにヤられるんです」
元ジャニーズJr.の大島幸広は当時13歳だった。1998年10月にジャニー喜多川に連れられて、約10人のジュニアとともにシェラトン・ワイキキに滞在した。
集英社が出している雑誌『Myojo』のための撮影だった。
ジュニアたちはホテルで朝食をとると目の前のワイキキビーチに飛び出していった。だが大島だけが、「ユー、ちょっと待って」と呼び止められた。
「午前中からジャニーさんにヤられるんです。ことが終わると、『行っちゃいな』と解放される。ハワイだとジャニーさんは普段より欲望丸出しというか。一日一回どころじゃなかった」
そう大島は語っている。
860億円の相続税逃れとはこういう話だ。
ジュリー氏たちの会見に先立ち、外部専門家による再発防止特別チームが、性加害問題の背景に同族経営の問題があると指弾した。そしてジュリー氏は代表取締役社長を辞任した上で「解体的出直し」を図るべきだと提案していた。
だが、ジュリー氏は代表取締役に居座った。そこには800億円を超える税金問題が絡んでいると、文春は指摘する。
2021年にメリー喜多川社長が亡くなると、メリー氏の株はジュリー氏に渡り、彼女は全株を保有することになった。秋山清成税理士の算出によれば、ジュリー氏が収めるべき株の相続税は860億円と推計できるという。