ポイントは「お尻の穴」を締めること

もちろん、「気をつけ」の姿勢が悪くて「休め」のポーズだけが優れているというわけではありません。私は「気をつけ」の姿勢のことを“ゼロポジション”と呼んでいます。すべてのはじまりのポーズです。

このはじまりのポーズから「休め」のポーズへと移行していきますので、この基本のポーズが崩れていれば、「休め」のポーズも崩れてしまいます。

正しい気をつけの姿勢、正しい休めの姿勢のポイントはたったひとつ。

お尻の穴が締まっているかどうか、です。

松乃わなり『「休め!」のポーズで死ぬまで歩ける骨盤のつくり方』(かんき出版)
松乃わなり『「休め!」のポーズで死ぬまで歩ける骨盤のつくり方』(かんき出版)

お尻の穴が締まっていれば、骨盤が締まり、おへその下にある「下丹田」にキュッと力が入った状態になっています。この姿勢が安定した正しい姿勢です。

中身が漏れない程度に緩んでいるときや排泄のときは、人は前傾姿勢になります。胸が張っていることと、お尻の穴の締まり具合は、連動しているのです。

お尻の穴がキュッと締まっているときは、胸を張ったほうが楽です。ためしに胸を張るのをやめてみましょう。とても不自然です。

一方、便秘でがんばっているときは、前傾姿勢になって眉間や肩、ひじに力が入ります。このときに胸を張ることはできません。出るものも出なくなります。これもお尻の穴と胸の連動です。

「休め」のポーズを甘く見てはいけない

このように、立ち姿ひとつで、体の状態は劇的に変わります。

重力や筋肉や骨のしくみを利用することで体の疲れを軽減し、体のゆがみをも整えていく「休め」のポーズは、誰でもどんなときでも簡単にできますので、ぜひ実践されてください。

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