「おしっこの色」が薄い黄色であれば問題なし
大切なのは脱水前のサインを見逃さず、脱水を予防することです。
飼い主さんでもチェックできる初期段階のサインが「おしっこの色」。
おしっこの色は薄い黄色であればまず問題ありません。脱水になるとおしっこの色が濃い、麦色のようになります。
ただし、犬によってはおしっこを溜めこんでから出す子もいます。そういう子は尿の色が濃く見えるので判断が難しくなります。
おしっこのにおいがきつい場合は、膀胱炎になっている可能性もあります。
本来は、おしっこはこまめにするほうがいいのです。
人間の場合、おしっこの量が減ると脱水のサインとされることがあります。ただ先ほどお話ししたように、おしっこを溜めてから出す子の場合は量が多いため、量だけでは一概に判断できません。
水分不足で腎臓病になるケースも
水分不足で怖いのは、腎臓病につながる可能性があることです。
腎臓病というと猫に多いイメージがあるかもしれませんが、犬もなります。
だいたい10〜11歳くらいで見つかる場合が多いです。
腎臓が悪いと、体に老廃物が溜まりやすくなります。それが皮膚病や心臓病につながることもあります。
そうなれば当然、寿命にもかかわってきます。