迷ったときには慎重に「詳細が先、結論は後」で話す

報告、会議などビジネスシーンで発言をするときには「地域イベントへの出展が決まりました。出展に至った経緯ですが……」のように結論先行で、詳細は後で伝えると良いと言われています。しかし、ビジネスでも決していい話ばかりではなく、仕事のやり直し、依頼を断る等、言いにくい話を伝えなければならない場面もあります。

相手がどう受け止めるか想像しにくいときには、できるだけダメージを少なく伝えたいものです。そんな時におすすめなのが、「詳細から結論」で伝える方法です。詳細から話して結論を相手が想像できるように進めると、突然結論を言われた場合と比べ、聞く側も心の準備ができます。

伝え方の例)
× 「うちの子、コロナに感染したの。というのも今朝起きて……」(結論から詳細)
 「昨日は、遊んでもらってありがとう。うちの子、昨日はあんなに元気だったのに、朝起きたらなんとなく体調が悪くて、熱を測ったら38度あったの。それで、病院にいったら陽性だったの。昨日、○○ちゃんと一緒だったから、念のためお知らせしたほうがいいかな、と思って」(詳細から結論)

子供の熱を心配しながら電話をかけている母親
写真=iStock.com/kokouu
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相手への気遣いを示せばトラブルにはならないはず

繰り返しになりますが、新型コロナウイルスは対策をしていても感染してしまう可能性がある病気です。いつ誰がかかってもおかしくありません。ただ、もし、高齢の両親に会った次の日に自分の感染が分かったら、心配をして連絡をすると思います。同様に、「謝る」のではなく、大切だと思っているお友達に「気にかけている」ことを言葉にして伝えてみましょう。

一方、反対の立場でママ友から報告があった際には「教えてくれてありがとう、うちの子もしばらく気にして様子みてみるね」「大丈夫よ。元気になったらまた遊ぼうね」と、温かい言葉をかけてあげたいですね。