ビジネスシーンで自分の感染を告げる時はどうするか

次に、ビジネスシーンでの伝え方です。

おそらく、自分が、罹患りかんしたかなと思った場合の第一報は、体調不良になるかと思います。

コロナに感染したことを謝る必要はないのですが、どんな理由にせよ、急にスケジュールを変更してもらう場合のビジネスマナーとして「申し訳ございません」とお伝えした方がよさそうです。

例)「大変申し訳ございません。体調不良で、念のため明日の予定はキャンセルしていただけますか?」

その後、感染が判明した場合には、個人の判断によりますが、職場であれば事実を伝えたほうが、仕事のフォローをしてもらいやすいでしょう。

例)「コロナに感染したのでしばらく出社を控えます。○○の件に関しては、○○さんに引き継ぎました。何かあればメール対応は可能なのでご連絡ください。お忙しいところ休暇をいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いします」

体調不良、冠婚葬祭など、突発的な事態でも、お互いにフォローし合える職場環境づくりには、配慮ある連絡を入れたほうがいいでしょう。

マスク着用でオフィスで会議中
写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです

コロナで会社を休んだあと、職場復帰し同僚に言うべきこと

発症後、体調回復までは個人差があります。もし長めに休んだときにはやむを得ない事情ではありますが、もし仕事をフォローしてもらった場合には、感謝の言葉があるとないとでは随分周囲の受け止め方が違うものです。職場復帰の日に、誰にどんな仕事で世話になったか確認をして、フォローしてもらった人たちに声をかけてはいかがでしょうか。

例)「休みの間、○○さんにも、○○の件を手伝っていただいたそうで
仕事をフォローしてもらってありがとうございました。おかげさまで、
納期に間に合いそうです。ようやく体調も回復したので今日からまた頑張ります!」

いかがでしょうか。

特に、幼稚園、小学校とお子さんが小さい時期は、ママ友と顔を合わせる機会が多いので、良好な関係づくりは欠かせません。

また職場では「お互いさま」ではありますが、一言感謝の言葉を伝えるだけで、働きやすい環境が整います。

多様な考え方、価値観があるなかで、伝え方も何が正解かははっきりしないのも事実です。

まずは、ご自身がどうしたいかを判断した上で、「気にかけている」ことや「配慮」を伝えてみてはいかがでしょうか。

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