「すごいね、最高だね、素晴らしい」は実はNG
つまり、ほめることは子育ての核となる行動であり、不可欠の要素ということなのです。
結論は、ほめることがダメなのではなく、質の悪いほめ方がダメということ。たとえば、
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「ほめているつもり」で、じつは表面的な、心に響かないほめ方をしている言葉だけで、気持ちがこもっていないので、相手に届いていない
ほかの子と比較して、優位な点をほめる
「すごいね」「さすが」など、型通りのほめ言葉で終わっている
型通りということでは、よくマニュアルなどで紹介されているほめ言葉の「さしすせそ」。
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さすがだね。最高だねしっかりしているね。知らなかった、信じられない
すごいね、素晴らしい、素敵
世界一! センスがいい
そうなんですね。そのとおり
といったほめ方。
もちろん、これらが悪いわけではありませんが、いかにも上っ面なおべっかに聞こえてしまうリスクがあります。マニュアルのような、歯の浮くような、心のこもらないほめ言葉にならないように注意したいものです。
繰り返しますが、多少、ぎこちないほめ方でも、ほめないよりはマシです。まずは、相手を肯定する言葉を日常に取り入れていきましょう