アマチュアはスタンス幅が広すぎる

日本のアマチュアゴルファーの多くは、アプローチの基本においてもいくつかの勘違いをしています。

構え方、打ち方ともにありますが、まず構え方からいうと、グリーン周りから打つ場合にスタンス幅が広すぎる人が多いようです。

タッド尾身『The アプローチ』(講談社+α新書)
タッド尾身『The アプローチ』(講談社+α新書)

スタンス幅を広くとった場合、体を回転させないとクラブが振りづらくなります。動かないほうが窮屈に感じるので体を使いたくなるのです。

グリーン周りの短いアプローチでは、体の回転を意識する必要はありません。

日本ではもっぱら体の回転で打てといわれますが、これはプロレベルでないとできないこと。プロの場合、ショットからアプローチまで動きをなるべく統一したいのでアプローチも回転で打つイメージをもちたがるのですが、そもそもアマチュアの方は正しい体の回転でショットできていません。それなのに体の回転を使おうとするからクラブがコントロールできない。これはアプローチが安定しない大きな原因になっています。

スタンス幅が狭いと体が回りやすくなるので無理に体を使おうと思わなくても打てます。私のスタンス幅はだいたいボール1個分程度です。

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