子供が没頭しているものを無理に止めるべきではない

「ゲームをやめなさい」と怒る親は多いようですが、我が家では、容認しています。

ビデオゲームをしている子供のために叱る母親
写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです

だからといって、すべてのものを認めているわけではありません。

「没頭しているものに限り」という条件付けをしています。

子供が没頭している状態を止めてしまうと、超集中力を育てることができません。

何をしても注意散漫となり、集中できない子供を作ることになるからです。

これは、お金を稼ぐ上で、非常に大きな損失です。

ビジネスは、何時から何時まで働けば、お金が舞い込むということではないのです。

起業家になると特に、働く時間とは関係なく、「今、やるからこそ、お金になる」という場面が出てきます。

それをゲームは、没頭という形で教えてくれています。

「定時が来たから、そろそろやめなさい」と言うのは、子供のやる気を削ぐことになります。

それに、自分ごとに置き換えればわかると思いますが、「今いいところなんだ。手が離せない」という場面で邪魔されるとイラッときますし、無理に止められると攻撃的になります。

それを反抗期というのは、親の身勝手な行動が見出した結果にすぎません。

子供だから反抗期と考えるのは、安易な考えです。子供であれ、いい場面というものは存在します。

その場面(タイミング)を止められたらキレるのは当然です。

子供の将来を考えているというなら、ゲームを止めさせる前に、子供の状態(没頭か否か)を見て判断してみてはいかがでしょうか。

パソコンは何かを処理するための道具でしかない

今や、ゲームも仕事もパソコンの中で行われています。取り組む内容が違うだけで、傍目から見たら同じです。

大人は(仕事だから)良くて、子供は(ゲームだから)ダメというのは、勝手な思い込みです。

会社のパソコンを使ってゲームするサラリーマンもいますし、自宅のパソコンを使って宿題をする子供もいます。

パソコンは、何かを処理するための道具にすぎません。

こういった当たり前のことがわからない人は、本を読んだり、ノートに文字を書いていれば、勉強していると解釈しますが、それは古い考えです。