必ず入っておくべき保険

事故を起こして他人にケガを負わせたり、災害に巻き込まれて自宅や家財がダメになってしまったり、いつどんなトラブルに巻き込まれるかはわかりません。事故や災害、病気やケガに備える保険は最低限備えておいたほうが安心できます。クレジットカードに付帯されている保険も補償内容を確認しておきます。旅行傷害保険、賠償責任保険、自転車保険(個人賠償責任保険)などがあります。

自動車保険は必ず入っておくべき保険です。強制加入の自賠責保険の補償内容は、自動車事故に遭った他人(被害者)の人身損害のみに限定されています。また、補償額は死亡事故で最高3000万円となっており、これを超える損害は補償されません。車の運転にはさまざまなリスクが伴い、自賠責を超える補償額に対して保険金が支払われる対人補償、他人の自動車や建物に与えた損害に対する対物補償、示談交渉サービス、自分や同乗者のケガ、運転ミスで電信柱などに衝突して運転者がケガをしたなどの自損事故と、さまざまな保険を組み合わせて契約します。このときポイントになってくるのは「車両保険」です。

車のおもちゃとそばにはブロックに「保険見直し」の文字
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最近、夏はゲリラ豪雨、冬は豪雪と気象災害に見舞われるケースが増えてきました。「集中豪雨であっという間に床下浸水になってしまったり、車が水浸しになってしまった」「アンダーパスで立ち往生してしまいそのまま車を放置して避難した」といった事態に陥る人もいるでしょう。

車両保険では、どのような補償がつけられるのか、実際の災害を想定して、金額ではなく必要な補償を考えたほうがいいでしょう。

火災保険の2つのタイプ

火災保険は、住宅を取り巻くさまざまなリスクを総合的に補償するタイプ(住宅総合保険)とベーシックな補償のタイプ(住宅火災保険)に大きく分かれます。

火災保険では、建物と家財を分けて契約することになっています。建物は契約したが、家財は契約しなかったということがないよう、注意してください。借家にお住まいの方は、家財のみ契約することとなります。また、家財を契約するとき、高額な貴金属や美術品などは保険会社に知らせないと、保険金が支払われない場合もあります。