年末ジャンボ宝くじについて過去10年間のデータを分析してみた。当選金額1億円以上の1等と2等の番号の組み合わせは全部で37通りある。

宝くじは6ケタの0~9の数字の組み合わせから成る。でも一番左の6ケタ目は必ず「1」。つまり、残りの5ケタの組み合わせを分析すればいい。もっとも、右端の下1ケタの数字が0から9まで続く連番で購入する人が多いはず。そこで現実問題としては、5ケタ目から2ケタ目までのナンバーに注目すればいいことになる。ここから本題である。最も気になる各ケタの“よく出る常連ナンバー”を解析してみたところ、不思議や不思議、確かに次のような出やすいナンバーが存在することがわかった。

5ケタ目=「5」「8」が7回出現
 4ケタ目=「0」が8回出現
 3ケタ目=「7」「9」が7回出現
 2ケタ目=「5」「7」が7回出現

これらにもとづいて組み合わせを考えていくと、「15075×」「15077×」「15095×」「15097×」「18075×」「18077×」「18095×」「18097×」が“超ラッキーナンバー”として浮上する。

参考までに1ケタ目に触れておこう。結論として、飛び抜けて強いナンバーは存在しない。ただし、「0」「3」「9」がそれぞれ5回出現しており、比較的出やすいナンバーといえそうだ。

組数も忘れてはいけない。なぜなら当選金額1億円以上の1等、2等に関しては、1番から100番までの組数もピッタリと当てなければならないからだ。そこで、この組数に関しても、調べてみることにしよう。

2ケタ目=「0」「4」が7回出現
 1ケタ目=「0」が8回出現

これまた面白い傾向が現れてきた。

どうやら「0」という数は組数を見ていくうえで無視できないようだ。

ちなみに「100組」が当たりクジになったことが3回もある。過去2回当たりクジになった組数は「40」「43」「59」「99」。そうすると、「100」と「99」で5回も1億円以上の当選金を引き当てているわけで、その数字に秘められたパワーのようなものが伝わってくるような気がする。

ついでといっては何だが、都道府県別の当選金額1億円以上の当選本数も集計してみた。その結果、1位=東京(309本)、2位=大阪(156本)、3位=愛知(116本)、4位=神奈川(81本)、5位=北海道(69本)がベスト5に名乗りをあげてきた。

逆に当選本数が少ないワースト5は、1位=島根(2本)、2位=鳥取(5本)、3位=岩手(6本)、5位=富山(8本)。全国で島根と鳥取の2県だけが、1等を一度も出していないこともわかった。

やはり、人口の多い三大都市圏に当たりクジが集中し、人口の少ない地域では当たりづらいようだ。そのこと自体、当然といえば当然だろう。

そこで、各都道府県の人口数で当選本数を割って、100万人当たりの本数を弾いてみることにしよう。1位=東京(24.57本)、2位=大阪(17.69本)、3位=愛知(15.99本)と、これまた順当に続く。しかし、その後に4位=栃木(14.38本)、5位=広島(13.09本)と意外なところの名前が顔を現す。

「どうせ当たらない」と思っていても、実際に買わなくては当たるチャンスもゼロ。だったら、ここに紹介したラッキーナンバーや地域を意識して買ってみてはいかがだろう。少なくてもいままで以上に夢が膨らむはずだ。