「2級」なら月約15万2200円の支給を受けられる
夫の今までの平均年収はおよそ400万円とのことなので、筆者はそれぞれの年金額を紙に書き出していきました。
■障害年金の3級に該当した場合
障害厚生年金 月額 約4万8600円
障害厚生年金 月額 約4万8600円
※障害基礎年金には3級がないので障害厚生年金のみ
■障害年金の2級に該当した場合
障害厚生年金 月額 約4万5200円
配偶者の加給年金 月額 約1万8600万円
障害基礎年金 月額 約6万4800円
子の加算 月額 約1万8600円
障害年金生活者支援給付金 月額 約5000円
合計 月額 約15万2200円
障害厚生年金 月額 約4万5200円
配偶者の加給年金 月額 約1万8600万円
障害基礎年金 月額 約6万4800円
子の加算 月額 約1万8600円
障害年金生活者支援給付金 月額 約5000円
合計 月額 約15万2200円
※今回のケースで障害厚生年金の2級に該当した場合、配偶者加給年金、障害基礎年金2級、子の加算、障害年金生活者支援給付金も併せて受給できる。
※厚生労働省の「障害年金ガイド」より
障害の程度2級
必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働によって収入を得ることができないほどの障害です。例えば、家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできても、それ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当します。
障害の程度3級
労働が著しい制限を受ける、または、労働に著しい制限を加えることを必要とするような状態です。日常生活にはほとんど支障はないが、労働については制限がある方が3級に相当します。
試算を終えた筆者は、障害年金2級の合計金額のところを指さしました。受け取れる合計額が月15万円余りです。
「仮に障害厚生年金の2級に該当すれば、奥様のパートとご主人の短時間就労で月々の生活費は何とかカバーできそうです」
すると妻は疑問を口にしました。