<strong>サステナ代表 マエキタミヤコ</strong>●1963年生まれ。大手広告代理店勤務中の97年よりNGOの広告に取り組み、2002年に「サステナ」を設立。おもな著書に『エコシフト』など。
サステナ代表 マエキタミヤコ●1963年生まれ。大手広告代理店勤務中の97年よりNGOの広告に取り組み、2002年に「サステナ」を設立。おもな著書に『エコシフト』など。

NGOや行政の広告を手がけるクリエーティブ・エージェンシー、サステナの代表マエキタミヤコさんは、仕事に社会的意義を求める傾向を「みんなが幸せになろうとしているため」だと見る。「これまでは仕事でお金を儲けて、そのお金で幸せになっていた。でも、お金のために仕事をするのは遠回りだし、迷いも生じる。仕事を通じて直接幸せになったほうがいい。『どういう社会にしたいのか』というところから出発して、そのために働いたほうがムダがないんですよ」。

2008年のリーマンショック以降、金融機関に勤める人から「サステナで働きたい」「経営に参加したい」との問い合わせも相次いでいる。「私より年上の方もいるし、年齢はさまざま。『収入が減ってもいい』と言ってくださる人が出てきたのは、すごいことだと思います」。