現在、インターネット広告会社、オプトに勤める山口岳さんは、学生時代からひとつの理想を持っていた。「環境と広告コミュニケーションを結びつけるビジネスをやりたい!」。当時から環境NGOが主催するイベントを手伝うなど、問題意識は筋金入りだ。

<strong>オプト 山口岳</strong>●1976年生まれ。総合広告代理店を経て2006年よりオプトに移る。自然エネルギー市場専門マーケティングカンパニー「エコプト」を社内起業。
オプト 山口岳●1976年生まれ。総合広告代理店を経て2006年よりオプトに移る。自然エネルギー市場専門マーケティングカンパニー「エコプト」を社内起業。

だが世間は就職氷河期。しかも、「環境と広告」を扱う仕事など10年前に見つかるはずもなく、就職先は決まらない。とりあえず10万円の月給でNGOで働くが、子どもができたため、生活の安定を優先して、広告会社に就職する。情報システム部に身を置きながら、環境問題への関心は持ち続け、「この会社なら、やりたいことができるかもしれない」と、オプトに転職。2008年、新規事業のコンテストで優秀賞に選ばれて、道が拓けた。