ベスト4の可能性は50%

決勝ラウンドの舞台であるアメリカ、ローンデポ・パークので待ち受けるのは、順当に行けば、「プールC」のアメリカと「プールD」のドミニカ共和国だろう。

準々決勝から負けたら即終了のノックアウトステージ
画像=WBC公式HPより

両国ともにMLBトップ選手の選出比率がかつてなく高い。過去2大会、日本はMLB選手主体のプエルトリコ、アメリカに決勝ラウンドで敗退している。「世界一奪還」というが、そびえる頂は果てしなく険しいのだ。

日本のマスコミは日本がアメリカの決勝ラウンドまで進んで栄光をつかむストーリーを描いているが、準々決勝以降は負けたら終わりのノックアウト方式だ。

筆者は、プールA通過の可能性は80%と思うが、決勝ラウンドに進めるかどうかは五分五分、さらにその先は極めて厳しいと思う。

あまりに悲観的に思われるかもしれないが、それだけ厳しいからこそ、挑戦のしがいもあるというものだ。日本にアメリカから野球が到来して151年目、総決算のつもりで戦ってほしい。

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