住宅ローンは変動か固定か 物件選びは近場か遠くか
住宅購入問題 悩ませるのは金利と物件価格
住宅購入をする際には、必ず「固定金利」と「変動金利」という言葉が出てきます。固定金利というのは契約時の金利が返済終了まで続きます。変動金利というのは、最初の一定期間は契約時の金利であるものの、将来的には、そのときの経済情勢で金利の見直しが行われます。今は1%だとしても、10年後に5%になることもありえます。一般的には「契約時の変動金利≪固定金利」です。つまり少し高い金利だが最後まで固定できるか、今は低い金利を得て将来の金利変動を受け入れるか、という選択です。
もう一つ頭を悩ませるのは「物件価格」をどの程度にするかです。理想の家ほど値段は高くなりがちだからです。
この問題、理想的なポジションは「低金利」×「物件安く」になります。次点が「低金利」×「物件高め」でしょうか。
最初は低い変動金利は、いつ、どのくらい金利が上がるかによります。返済期間の大半が、金利が上がらないままなら、当然、変動金利がいいでしょう。返済が始まってすぐ金利が高く見直されるなら、固定金利のほうがいいことになります。変動か固定かは、未来の金利動向をどう考えるか、「賭け」の要素が少々あります。