以上の指摘について考えれば、自分が欠乏意識と豊かさ意識のどちらを持っているかがわかるはずだ。そこで、もし欠乏意識を持っていることがわかったなら、次にする必要のあることを説明しよう。

欠乏意識を克服する簡単な方法

欠乏意識を克服するのは意外と簡単である。豊かさ意識と取り換えればいいのだ。その方法を紹介しよう。

スコット・アラン(著)、弓場隆(訳)『GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
スコット・アラン(著)、弓場隆(訳)『GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

■数日間、欠乏意識の特徴を念頭において、自分の思考や心の持ち方、振る舞いをじっくり観察する。

■物事が思いどおりにいかないときに自分がどんな反応をしているかに気をつけ、日ごろどれくらい不平を言っているかを観察する。

■欠乏意識という観点から自分の性格について気づいたことを書きとめる。

■「私は豊かな人生を送っていることに感謝している」と唱えながら、実際に豊かな人生を送っている様子をイメージする。

毎日、以上のことを実行すれば、数日間で驚くほどポジティブな気持ちになって勢いをつけることができる。そこで、その勢いをさらに大きくするために、次章の提案を参考にしてほしい。

あなたが世の中に与えているよりもはるかに多くのものを、世の中はあなたに与えてくれていることに気づこう。
カマル・ラヴィカント(アメリカの起業家、投資家)
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