何をするか、どうやるかより、あなたはどうしたいか
自分で会社を興す場合にも、明確なExitシナリオを描くことが重要です。
会社(株式)を売却してまとまった資産を築くことが目的なのか、規模や成長を追わず自分の理想の働き方を実現することが目的なのか、はたまた自分の想いを実現するための手段が会社経営なのか。
目的に良い/悪いはありませんが、目的を明瞭にし、その目的にあったアプローチをすることが重要です。
例えば売却がゴールなのであれば、むやみに時価総額を上げればいいわけではありませんし(あまりに高いと買い手が見つからなくなってしまうので)、メンバー集めをする際もその目的はきちんと説明しておくことが誠実でしょう。
重要なのは常に「何をするか」「どうやるか」よりも、「あなた自身がどうしたいのか」なのです。
思い描いたことしか実現しない
あなたが人生を通じて成し遂げたいことはなんですか? それはいつ迄に達成したいことですか? もしこれらの問いに明確な答えを持ち合わせていないのであれば、自分自身に問いかけて答えを見つけることをお勧めします。
多くの人はこのような状態で、なんとなく周囲の人々を眺め、その平均値のような人生を描くことが多いように感じます。
ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』は20年の歳月をかけ、500名もの成功者を調査し、その成功哲学をまとめた書籍です。多くの愛読者を持ちますが、もちろんタイトル通りに思い描きさえすれば必ず達成するわけではありません。
しかしながら少なくとも思い描かない限り夢や目標が達成されることはあり得ない点については自分も強く同意しています。
Exitイメージを具体的に描くことは、仕事に限らず人生そのものにおいても最も重要な考え方だと言えるでしょう。