男女平等の最終的勝利
男性がいままでどれだけの「重荷」を背負って生きてきたのかを適切に想像できていなかった人びとが「お前ら男は男女平等をインストールしろ!」と勢いに任せて言い募り、それが本当に社会に浸透していった。
その結果として、いつもの勢いで「ジェンダー平等への男性の(慈悲的性差別主義的な)協力」を求めるフェミニストのツイートにすら、「男性差別はやめろ」「お前ら女も男と同じように責任を負え」と、男女平等の規範から逸脱した言動を大真面目に非難する男たちが大量に現れるようになってしまった。
繰り返し強調するが、これは女性差別の拡大でも女性蔑視の発露でもミソジニーの蔓延でもない。「社会正義」に燃える人びとが「啓蒙」に励んできた成果がいよいよ顕在化してきているのだ。自分たちが望んだ男女平等な世界ハッピーエンドがいよいよやってきたのだと、堂々と胸を張るべきだ。憤ったり嘆いたりする必要がどこにあるのだろうか。