日本から家族が「消滅」する

1人暮らしの「単独世帯」が急増している。厚生労働省が2022年9月に発表した国民生活基礎調査では、全国の単独世帯は2021年に1529万世帯を超え、過去最高を更新した。

2021年に孤独・孤立対策担当大臣(室)が設置されている
2021年に孤独・孤立対策担当大臣(室)が設置されている。(時事通信フォト=写真)

内閣府の「男女共同参画白書 令和4年版」によると、20年の国勢調査で単独世帯は全世帯に占める割合が38%と最も多かった。今や住宅の10軒に4軒が「おひとり様」なのだ。