いうまでもないことだが、独立しても、資格があるだけでは食べてはいけない。稼ぐためには商売人としてのセンスや営業力も必要だ。そのときに自分の強みを決め込みすぎないこともポイント。何屋さんかを決めるのはお客様だからだ。もはや、ひとつの会社だけでは食べていけない時代。いずれ必ずくる定年・独立後に「食べられる人」になるための心構えとは。「プレジデント」(2022年11月4日号)の特集「資格・検定、独立、再就職」より、記事の一部をお届けします――。
何屋さんかはお客様が決める
資格を取れば独立できる――あなたはそう思っていませんか。しかし、資格があるだけでは食べていけません。難関資格を取って独立したのに結局は稼ぐことができずサラリーマンに戻った例も、実際に見てきました。
独立するということは、商売人になるということ。商売人は、営業をしなければいけません。とはいえ、「仕事くれくれ」と言って各所を回るのは営業とは呼べません。営業とは、「お役立ち」を実現することです。自分が積み上げてきた経験値を必要とするお客様を探し、困りごとを聞き、自分の知識とスキルを活かして課題を解決する。お客様に喜んでもらい、対価をいただくことで、自分の能力をマネタイズする。この一連の活動が営業なのです。
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