タバタトレーニングの実践法
本稿では、自体重を用いたトレーニングを紹介しており、「8セット」繰り返すことを基本としてすすめています。有酸素性運動(トレーニング)は、有酸素性エネルギーを相対的に多く供給する運動と言い換えることができます。中等度の強度で、長く続けられる運動のことで、長時間走るマラソンのような運動ということです。
一方、無酸素性運動(トレーニング)は、無酸素性エネルギーを相対的に多く供給する運動と言い換えることができます。大きなパワーを出すけれど、それほど長く続けられない運動のことで、速いスピードで短時間だけ走るダッシュや100m走などがそれに当たります。
有酸素性と無酸素性のどちらにも高い効果がある
そこで、タバタトレーニングを詳しく知らない人に、「タバタトレーニングは、有酸素性トレーニングか無酸素性トレーニングのどちらだと思いますか?」と聞くと、「無酸素性トレーニング」と答える人が多いように感じます。なぜなら、少しでもタバタトレーニングの動画を見たことがある人なら、疲労困憊に至るまでハードに運動している姿を知っていて、「あれほどきついなら無酸素性トレーニングに違いない」と考えるからです。
しかし、正解は、前述したように、有酸素性トレーニングと無酸素性トレーニングのどちらにも高い効果があるものなのです。