頻繁に座りなおすクセをつける
ここまで紹介してきた座り型において、大事なポイントがもうひとつあります。それは、頻繁に座り直す癖をつけることです。
座り直すときには上体を起こして太ももに両手を置き、手で上半身を支えながら顔を前に突き出し、お尻を座面から数センチ浮かします。
そして、視点を正面に固定したままヒップヒンジし、腰のアーチを維持しながら骨盤を座面に置き直します。ゆっくりと骨盤を起こしてピタッと立ったところで止めます。
大半の人は、上体が真っすぐになっているつもりでも5度くらい前傾しているので、鏡に身体の側面を映して床に対して垂直になっているかチェックしてみて下さい。
ちなみに、骨盤の開口部は三角形になっているので、座面の角に腰掛けるととても楽に立腰することができます。肘掛けのない椅子に腰掛ける際には、ぜひ試してみて下さい。