2008年、ニトリアメリカセミナーにて(写真右より渥美俊一氏、似鳥昭雄社長)。

2008年、ニトリアメリカセミナーにて(写真右より渥美俊一氏、似鳥昭雄社長)。

実は一時期、先生から干されていた時期がありました。門下生のなかでも格段にできが悪かった僕は、何しろ営業職を6カ月でクビになったほどの男です。とにかく口下手で、しかも極度に緊張するタイプなので、先生から質問された瞬間、体が強張り言葉まで出なくなってしまう。いつも怒られて、しまいには何も聞かれなくなってしまいました。認めていただくには、20年ほどかかったでしょうか。

しかし先生はこうもおっしゃっていた。

「個性のきいた人間より、鈍重でコツコツ努力の人間たれ」と。頭が切れてパーッと先回りできる人間はいるけれど、そういう人間は、実は先々成長しない。

(取材・インタビュー 佐藤ゆみ 構成=三浦愛美 撮影=奥谷 仁 写真提供=ニトリ、柴田書店)