中国の兵法書といえば『孫子』の評価がずば抜けて高いが、今回から取り上げる『三十六計』も、それに引けを取らない。

成立は比較的新しく、清王朝の頃だといわれている。それまで中国が長い歴史のなかで培ってきた謀略を、36種類にまとめ、解説を施したものだ。

現代中国でも本書は人気が高く、現地の書店に行くと、一般向けの解説書や応用書が何冊も並んでいる。