勝負事というのは、地力に勝る方が圧倒的に優位な場合がほとんどだ。ビジネスでいえば、起業したての自動車メーカーが、トヨタやホンダに同じ土俵で力勝負を挑んでも、当たり前だが話にもならない。

しかし同時に、古今の歴史を見ていくと、さまざまなジャンルの「覇者」もいつかは没落し、新興勢力にとって代わられていく。

ではなぜ、「覇者」のような時々の強者が破れ去っていくのか――もちろん理由はさまざまあるのだが、『三十六計』にはビジネスの「覇者交代」のような劇的変転に使える謀略がある。