ビジネスモデルの改革から予算達成の危機、部下の転職問題まで──。正解のない難題に日々直面するビジネスリーダーのために、辣腕弁護士として知られ、2008年から15年まで大阪府知事・大阪市長として行政の大改革に挑戦し成果を上げた橋下徹氏が解決のための具体論を伝授します。最新記事はプレジデント誌の連載をご覧ください。
元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。北野高校時代はラグビー部に所属し、3年生のとき全国大会(花園)に出場。

Question

「ジョブ型」時代のリーダーシップ

メンバーシップ型からジョブ型へ。日本企業の人事制度が変わりつつあります。企業からは、突出したアイデアや、とがった個性を歓迎するというメッセージも聞かれます。しかし、現実にはシステム開発大手などのIT系企業も、採用に当たっては「文系・理系を問わず、チームワークを重視する」という姿勢を示しています。これからのビジネスリーダーには、メンバーのとがった個性を生かしつつ、チームワークで勝つという難しい仕事が求められます。新しい時代のリーダーシップについて、橋下さんの持論を教えてください。