共働き夫婦を待っている老後生活の落とし穴
最初に、夫婦共働きの場合は、老後の資金はそんなに心配しなくても大丈夫と言いました。とは言っても完全に安心できるというわけではありません。
そこには、注意したい4つの落とし穴があります。収入減や支出増になるので、うまく乗り越えないと老後破綻ということになります。
落とし穴① 現役時代の生活が続く!
共働き夫婦のダブルの厚生年金だけで、生活費には、困らないと言いましたが、ゆとりのある生活ではありません。収入である年金額に見合った支出を心懸ける必要があります。
老後生活でもっとも大切なのは、収支のバランスです。夫婦合計の年金が30万円以上あったとしても、現役時代と同じ支出をしていると老後資金がすぐに底をつきます。
たとえば、毎月40万円の支出だとすると、毎月の赤字額は10万円です。1年で120万円。20年で2400万円。老後資金が2000万円あったとしても17年目にはマイナスになります。ですから収入にあうように生活のダウンサイジングが必要となります。