クリス・アンダーソンの著書『FREE』がベストセラー入りするなど、いまフリービジネスが話題になっている。「FREE」を直訳すれば「無料」となる。注目されているのは、フリー(無料)でサービスなどを提供することで人々の関心を集め、有料のサービスや商品の販売へつなげていくビジネスモデルである。

たとえば携帯電話向けの釣りゲームなどで急成長しているインターネットメディア会社。ゲームはフリー(無料)で行えるのだが、ゲームをより楽しむための「釣り具」などのアイテムが用意されており、これは同社が販売する仮想通貨を購入して入手する。

携帯電話向けゲームに見るフリービジネスの一例

携帯電話向けゲームに見るフリービジネスの一例

つまり、同社は仮想通貨販売の収入を得ているのだ。またゲームの画面に広告を出している企業の携帯サイトに登録してアイテムを得るなどの方法もあるが、この場合は同社には広告収入がもたらされる。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)