入院して受け取った保険金は非課税

医療保険などに加入し、保険金を受け取ったときは、税金はかかるのでしょうか。

じつは保険金の税金のルールについては勘違いが多く、国税庁は「誤りの多い事例」としてホームページで注意喚起をしています。

ややこしいことに、保険金として支払われるお金には、税金がかからないものと、税金がかかるものがあります。税金がかかる場合も、所得税(住民税)、贈与税、相続税という複数のパターンに分かれています。

まず覚えておきたいのは、「税金がかからない保険金」です。個人が病気やケガをして入院給付金などを受け取ったら、金額にかかわらず非課税です。

非課税ですから確定申告や納税も必要ないのですが、一点だけ注意したいのが医療費控除への影響です。医療費控除の金額を計算するとき、受け取った入院給付金などは差し引く必要があります。

医療費控除の確定申告をするのであれば、支払った医療費とともに、受け取った保険金もきちんと確認しておきましょう。