他人を不快にさせるマナー違反の共通点とは

皆さんも他人の言動や行動を見て「マナー違反だ」と思うことはあるだろうか。

今回のアンケートでは、ビジネスパーソンならではの特別な回答が集まるかと思いきや、「挨拶の無視」や「敬語の使い方」に集中した。これらを“マナー”と名付けていいのか迷うほど、大人として自然に身に付けておきたい基本中の基本の事柄。

だからこそ、他人がマナー違反と感じることは、総じて“相手にリスペクトがないことが露呈する瞬間”と言い換えることもできる。

挨拶をしない、敬語を使えない、といった“たかが○○”と思うようなことは、周囲の人からすれば“マナー違反”であり、ビジネスパーソンとしてだけではなく、人としてのあり方を見極められる重要なポイントでもあるのだ。

オフィスで電話応対中の女性
写真=iStock.com/byryo
※写真はイメージです

冒頭でも挙げたように、マナーに関する記事やSNSでの発言は「そんな細かいこと!」「なくなればいい!」と批判されることも少なくない。けれど実際アンケートを取ってみると、マナーに厳しい人でも特別なことを求めているのではなく、周りの皆が心地よくいられることを身に付けよう・身に付けたい、と感じていることがわかった。

たしかにマナーはめんどくさい。違反すると常識がないと思われ、下品だと言われることもある。けれどその感覚をひもといていけば、マナーは相手への思いやりとリスペクトを簡易的な形にしたもの。必要以上に恐れることはないけれど、客観的な目線を知って、自分も他人も気持ちよくいられるような配慮を心がけることなのだとわかるだろう。

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