しっかり寝ても疲れが取れないのはなぜか。睡眠専門医の白濱龍太郎さんは「1日の脳と体の疲労を取るには、いつ眠るのか、どれだけ長く眠るのかよりも重要なことがある」という――。
※本稿は、白濱龍太郎『1万人を治療した睡眠の名医が教える 誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』(アスコム)の一部を再編集したものです。
しっかり寝ても疲れが取れない医学的理由
免疫力の向上や疲労回復に欠かせない、睡眠。しかし、仕事が忙しくて十分な睡眠時間が確保できないという方は、多いのではないでしょうか。
なかには「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「寝ても疲れが取れない」など、深刻な睡眠の悩みを抱えている方もたくさんいらっしゃると思います。
また、「すぐに眠れる」「睡眠を6~8時間しっかりとっている」という人でも、ぐっすり眠れているとは限らず、いわゆる隠れ不眠の方は非常に多くいます。
次に挙げるような状態が毎日続いているようなら、質の良い睡眠がとれていない可能性が高いので注意する必要があるでしょう。
◎睡眠チェックリスト
□ 電車の座席に座ると、居眠りをしてしまう
□ 昼食後に必ず眠くなる
□ コーヒーや栄養ドリンクを飲んだり、ガムをかんだり、タバコを吸ったりしないと頭や体をシャキッと保つことができない
□ 運転中、信号待ちなどの際に、ふっと眠気に襲われることが頻繁にある
□ 毎晩ふとんに入ると、バタンキューで寝落ちしてしまう
□ 電車の座席に座ると、居眠りをしてしまう
□ 昼食後に必ず眠くなる
□ コーヒーや栄養ドリンクを飲んだり、ガムをかんだり、タバコを吸ったりしないと頭や体をシャキッと保つことができない
□ 運転中、信号待ちなどの際に、ふっと眠気に襲われることが頻繁にある
□ 毎晩ふとんに入ると、バタンキューで寝落ちしてしまう
睡眠は、単に長い時間とればよいというわけではありません。
体に十分な休息を与え、ベストな状態に整えるには、「眠った時間」だけでなく、「眠りの質」が重要になるからです。
ここでは、拙著『1万人を治療した睡眠の名医が教える 誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』(アスコム)より、睡眠の悩み解消につながる、「質の良い睡眠とはどのようなものか」についてご説明します。