腹筋を鍛えることは姿勢改善に有効

先ほど、おなかに少し力を入れると述べました。猫背の原因には腹筋のゆるみがあるため、姿勢を改善するには、背中伸ばしに加えて「腹筋を鍛える」ことがとても有用です。

ただし、「腹筋運動をすると胃酸が逆流するのでは」という懸念もあります。寝転んで上体を起こす腹筋運動はおなかに圧力がかかるため、胸やけや吞酸が現れることもあるのです。

そこで腹筋の強化法として、スクワットをゆっくりと行ってください。立って行うスクワットなら、胃酸の逆流の心配はほとんどありません。および、背筋とふとももの筋肉も同時に鍛えることができるメリットもあります。

腹筋を鍛える

5〜10回を1セットに、1日3セットほどを継続すると、1週間もすると自分でも筋肉の引き締まりに気づくでしょう。きつい場合は無理をせずに、壁や椅子の背もたれを手で持ちながら、体を支えて行いましょう。図表5を参照してください。

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