家の中が散らからないようにするにはどうすればいいのか。整理収納アドバイザーのkayokoさんは「大掃除で一気に片付けようと頑張らなくてもいい。重要なのは、普段の生活で使うものを使う場所に置いておくことだ」という――。
※本稿は、kayoko『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)の一部を再編集したものです。
片づけられない人が「正しい」と思い込んでいる3つの誤解
誤解①「年末は大掃除をしなきゃ」という思い込み
年末といえば大掃除ですよね。ニュースでも毎年、大きなお寺が煤払いした、なんて報道されるくらいの国民的行事ですが……私は大掃除をしていません!
昨年末にやった普段より多い掃除は、窓拭きくらいです。それも、わざわざガラス用クリーナーを買わず、新聞紙でゴシゴシと汚れを取ったあとに、サッシを手口拭き用のウエットシートシートで拭いて終わりにしました。これだけでも十分ピカピカです。
ただでさえ忙しい12月。新年を迎えるために、あれもこれもやっておかないと、と無理をして、年が明けたときには疲れてヘトヘト……。
こんなことでは良い新年が迎えられないと思って、大掃除はやめてしまいました。そもそも普段から汚れをためないようにすれば、年末に大掃除をする必要はありません。
誤解②片付けの目的は「きれいにするため」
とはいうものの、トイレ掃除に2分、洗面台の掃除に5分、リビングに掃除機をかけるのに3分、たったこれだけのことだと頭では分かっていても、人間、何もしたくない! と思う日もありますよね。
そんな気持ちになったとき、私は何にもしません。散らかったままです。いつもいつも家がきれいじゃなくてもいいと思っています。