東日本大震災直後からテレビCMで流れた金子みすゞの詩「こだまでしょうか」は多くの日本人の心に沁みた。さらに相田みつをの書もまた震災直後からネット上で若者を引きつけているという。なぜ、いま2人の言葉は日本人の心を捉えて離さないのか。

日本人の心に沁みた「こだまでしょうか」

その詩は、日本人の心に静かに沁み込んだ。いまでも多くの人たちが折に触れて、ふと思い浮かべたり、口ずさんだりしていることだろう。東日本大震災後、企業のテレビCMが減るなか、繰り返し流されるACジャパンの広告で使われた「こだまでしょうか」である。