読まれて困ることは書かないのが基本

私は「Chikirinの日記」というブログを書いていますが、匿名ブログであっても、「ネット上に誰かの悪口を書けば、いつバレてもおかしくはない」という緊張感をもって書いています。

特に上司の悪口などを書くと、上司本人が気づかなくても、「あいつが○○さんの悪口をネットに書いていましたよ!」とご注進するお節介な輩があらわれます。

だから匿名ブログであれ、見る人が限られているはずのSNSであれ、本人に読まれて困ることは書かないのが基本です。

ですが、つい悪口を書いてしまい、それが本人に見られてしまったらどうすればいいでしょう?

ひとつは、災いを福に転じる方法です。

「部下は自分の悪口を一切言っていない」と信じている上司なんて世の中にはいません。すべての上司は「どうせオレも裏ではいろいろ言われているだろう」とわかっています。だから悪口が見つかったところで、それ自体が驚愕というわけではありません。

そんなとき、バレているのに知らん振りをしたり、妙な言い訳をしていたら、「なんて馬鹿な奴だ」と悪印象を強めてしまいます。

むしろさっさと上司の席の前に立ち、「不注意なことをしてしまってすみません! 社会人としての自覚に欠けていました。文章はすでに削除しましたが、不愉快な思いをさせて心から反省しています!」と大声で謝って頭を下げれば、なぜか潔い、しっかりした部下に見えたりするから不思議です。

失敗やミスは評価を上げるチャンスでもあります。仕事で全くミスをしない人など存在しません。だからミスしたこと自体は致命傷にはなりません。

しかしミスをした後の行動は重要です。それにより「ホントにダメな奴だな・確定印」を押される人と、「案外まともだな・見直され印」を押される人に分かれるからです。

だからこそ、ブログに書いた悪口が上司にバレたら、「ここが運命の分かれ目!」と考え、正々堂々と謝りましょう。

さらにほとぼりが冷めた頃に、ブログでそれとなく上司の寛大さを褒め、「自分がその上司を心から尊敬している」とわかるような文章を書いておくことも大事です。