ポイント2:究極の一着において、暖かさは絶対不可欠

見た目のよさと機能美は両立しない――そんな思い込みはどうやらこのコートが払拭ふっしょくしてくれそうだ。はっ水加工により急な雨にも安心。さらにダウンは、クリーンで軽く、そしてふんわり反発性の高い、日本産の京鴨ダウン®を採用。これは「ポール・スチュアート」を有する三陽商会だけが契約しているダウン素材で、ストレスのない環境でかもを飼育することにより上質な羽毛をつくることに成功。ほかのダウンに比べると少量で十分暖かく、防臭・抗菌機能を持つのが特徴だ。

京鴨
写真提供=三陽商会

さらにポケットの内側には微起毛素材を採用。手を入れたときに発熱しているように暖かく感じるのが特徴。ステッチを施し、ハリ感を持たせた襟は、立てても形をキープできるので、冷たい風もシャットアウト。真冬も快適に乗り切れる工夫があちらこちらに施されている。

コート衿アップ
撮影=浅井佳代子

ポイント3:肩のこらない軽さがうれしい!

働く女性にとって、“軽さ”はアイテムを問わず重要な条件。それはもちろんダウンコートも例外ではない。今回はその要望をクリアにするため、表地は軽くて上質な高級ポリエステルタフタに決定。前身頃にはダウンでなく、あえて蓄熱綿を使うことで、もたつき感をなくし、より軽さを意識。さらには裏地にも極薄生地を採用することで、同サイズの一般的なダウンコートに比べ大幅な軽量化に成功した。

書類やパソコンなどを持ち歩き、ただでさえ荷物の多いPW世代。コート自体が重いとあっては、移動だけでもなかなかに大変なはず。けれど、暖かさはしっかりとあるのに軽いダウンコートが一着あれば、芯から冷える季節の通勤がぐっと快適になりそうだ。