コツ2:学校選びと、得意な料理は親が担当

小竹さん自身が担当したことといえば、受験校選びだ。首都圏で200校以上ある中から受験する学校を選ぶのは気が遠くなりそうだったが、子供の性格や学力、家庭の価値観などから選ぶ必要があるため、他人には任せにくいと思ったそうだ。

「塾や家庭教師、先輩ママ、知り合いに聞いたり、オンライン説明会を受けたり、情報を集めました。学校見学に娘を連れて行ったりして、第1志望校は決まったものの、前受け校は6年生の夏まで時間がかかりましたね」

また「自分が得意なことで娘をサポートしよう」と考え、健康管理には気を配った。

「私の場合、食事作りは本業でもあり、子供たちが小さな時から、腹八分目で野菜の多い献立を実践してきました。受験期には疲労回復効果のある、酢や塩こうじなどを使った料理を作りました。娘の好きな唐揚げは、塩こうじで下味をつけました。あとお酢の利いたコールスローサラダもよく作りましたね。それに、あれだけ朝から晩まで学校に塾にと忙しい生活を送っていたら、子供の体はすごく疲れているはず。睡眠時間にも気をつけました。『勉強しなさい』より『早く寝なさい』のほうが100倍くらいしつこく言ってきたかも(笑)」

新鮮な野菜や果物のショッピング バッグ
写真=iStock.com/AlexRaths
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勉強が得意な親なら子供の勉強をじっくり見て、その分食事作りや家事はフードデリバリーや家事代行サービスを頼るという方法もある。

「子供の受験期はなんでも自分でやろうとせず、得意なこと以外は“時間を買う”という感覚に切り替えて、頼るのをおすすめします」