文章で伝えるのが苦手…そんな人は
相手に何かを伝えたいと思ったら、箇条書きにすることをオススメします。僕自身、指示書や企画書を書くときは基本、箇条書きです。
箇条書きというのは、主語・述語で「私はこれをする」「会社はこれをする」「あなたはこれをする」「いつまでにこれをする」といった形になるので、シンプルで理解しやすいのです。
もっとわかりやすくすると、たとえば料理をつくるとして、そのレシピが文章で書かれていたらわかりにくいですけど、それぞれの手順に最初から最後まで番号が振られていて、箇条書きになっていると理解しやすい、ということと似ています。
ところが、文章が下手だといわれる人ほど、箇条書き以外の文体で書こうとする傾向があります。相手に伝わる文章を的確に書ける人であればいいですが、それができないなら箇条書きにしたほうがいい。
こういう話をすると、「アマゾンの会議では箇条書きの資料は禁止です」と反論してくる人もいますが、アマゾンで働けるほど優秀ではない人が大半なので、もっと現実をみましょう。
僕が最近上梓した『無敵の独学術』(宝島社)では、このような「アタマの悪い人の残念な特徴」のほか、「絶対にマネしたほうがおトクな、優秀な人の思考パターン」などを紹介しています。
その第3章でもまとめていますが、思考は整理してシンプルな表現に落とし込む。伝える言葉もポイントを整理して簡潔に。
これが基本です。