2009年、倒産寸前の能登の会社を引き継いだ平美都江さんは、11年の東日本大震災をきっかけに東北へ10年間で1億2000万円の寄付をしています。今や自社株を100億円で売却するまでに成長させた彼女ですが、経営がしんどかった時期でもなぜ高額寄附をし続けたのでしょうか――。

※本稿は、平美都江『なぜ、おばちゃん社長は価値ゼロの会社を100億円で売却できたのか 父が廃業した会社を引き継ぎ、受注ゼロからの奇跡の大逆転』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

私が「寄附」をする理由

私が寄付をする理由は、もちろん人のためということもありますが、自分自身のモチベーションを上げるためです。